考える豚

いつもの道を少し違う気持ちで通ったとき、ふと以前から抱いていたすごいしっくりくるやり方を思い出し、まるで大変な閃きを得たかのように「そうだ、そうなんだよ!」と息巻いて、何十分か後には、きれいさっぱり忘れている。


そんなアホな堂々巡りを何十周したことだろう。


朝起きて身支度をしている夢を延々と見ているようなもんだ。


やれよ。動けよ。体をよ。